バイデン大統領の就任式を見ながら、私はゲーム『Bioshock Infinite』を思い出していました。 あまりゲームに興味ない方にも聞いて欲しいのですが、 『Bioshock Infinite』はアメリカのリバタリアンが生んだ能力主義と資本主義に基づく海底都市ラプチャーの地獄を描く『Bioshock』の続編で、『Bioshock Infinite』では前作と打って変わってピューリタンを先鋭化させたキリスト教保守カルトによって作られた天空都市コロンビアが描かれます。 前作に登場したラプチャーは作られた都市で能力主義を徹底した倫理や常識の制約のない世界であり、能力があれば人種や国籍も問われず同性愛者も(もっともこの作品に登場する同性愛者はステレオタイプの狂った芸術家で酷いものでしたが)上り詰めることができる(表向きは)社会でした。
バイデン政権に期待することと恐れること『Bioshock』シリーズが描く二つの同じ異なったアメリカから
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バイデン政権に期待することと恐れること『Bioshock』シリーズが描く二つの同じ異なったアメリカから
バイデン大統領の就任式を見ながら、私はゲーム『Bioshock Infinite』を思い出していました。 あまりゲームに興味ない方にも聞いて欲しいのですが、 『Bioshock Infinite』はアメリカのリバタリアンが生んだ能力主義と資本主義に基づく海底都市ラプチャーの地獄を描く『Bioshock』の続編で、『Bioshock Infinite』では前作と打って変わってピューリタンを先鋭化させたキリスト教保守カルトによって作られた天空都市コロンビアが描かれます。 前作に登場したラプチャーは作られた都市で能力主義を徹底した倫理や常識の制約のない世界であり、能力があれば人種や国籍も問われず同性愛者も(もっともこの作品に登場する同性愛者はステレオタイプの狂った芸術家で酷いものでしたが)上り詰めることができる(表向きは)社会でした。